「ところで、なんですけど」
天使はあたしの顔を覗き込んでそういう。
「私の事、見えてるんですよね?」
見えてなかったらこんなに会話できないんじゃないか?と思いながら「…はい」と頷いた。
「触れることも、触れられることもできてますよね?」
そう言って天使は、確認するようにあたしの頭をなでた。
「…!?」
ちょっとびっくりした。
「…すごいですね、改めて」
天使はまじまじとあたしを見る。
な、なにがすごいっていうんだ。
「やっぱこの出会いは、運命なんでしょうか?」
なんか変なこと言い始めた!!!!
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