先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~


「ん?どした?」


……どした?
じゃなくて!!

「あ、もう眠いの?帰る?」


………………。


「…………やだ…………」


「ん?」


「……か、帰りたくない……。」

ちょっと上目使い。
頑張れ私!


先生の顔が赤くなる。


「//////?今日どーした?
なんか変だぞ?」


変?

………………。

鈍い。
鈍すぎる。


もぉやだ!

ホントに私って先生の彼氏なの??

ってか、彼女が帰りたくないって言ったら変なわけ?

私ってなに?


色々考えてるうちに悲しくなってきた。

「お、おい菜月?」


「……先生は……私のこと好きぃ?」


「え?」

驚いた顔をする先生。


「なんで…………なんで好きって言ってくれないの?」


涙が溢れる。
バカだ私。
こんなことで泣くなんて……幻滅される。

「おい、泣くな!」

ギュッ))

先生は私を強く抱きしめた。


……ドクン))

久しぶりに先生に触れた気がする。