先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~



「ケーキ食っていい?」


「どーぞっ!あ、ロウソク立てる?」


「24本?」


「…………。じゃぁ………………。」


「大丈夫だぞ?(笑)
とりあえず、早く食いたいな!」


「う、うん。」


ケーキを切り分けて啓太の前に置く。


「いただきます。」

ケーキを口にすると啓太の顔がふにゃっとほころぶ。


「うまっ。
このケーキ最高!まじありがとな。」


「啓太が喜んでくれてよかった♡」


「菜月も食べろよ。」


「うん!!」


作ったケーキを2人で食べるなんて……
幸せすぎる。


ケーキを食べ終わりソファーに座る。



「まじ美味かった。菜月天才だな(笑)」


「ぅ…………。あ、あのね…………
プレゼントがあるの…………。」


「え?」


ゴソゴソとラッピングされた箱を取り出して啓太に差し出す。

「あけていい?」


「どうぞ。」


啓太が箱を開けるとあの青色のボトルが見える。


「香水?」


「うん……。啓太っぽいかなって思って……。」


「つけていい?」


「うん!」


シュッ
っと香水を付ける啓太。


ふわっと香る。


「おぉ、これ俺好きな匂い。」


「ホント?よかった!」


「……たくさんありがとな?」


そう言って私をギュッと抱きしめる。

香水の香りが男らしさを引き立てる。


「フフッ……いい匂い。」


「これから毎日つけるよーにする。」


「うれしぃ…………。」


「大好きだよ。」


「わ、私の方が好きだもん。」


「張り合うなつーの(笑)
あ、そーだ!今日はなんでもしてくれるんだっけ?」


「ん?うん……私の出来ることならね!」


「じゃあ…………」


ん?
何か………………?


「菜月からキスして。」


//////!!
やっぱり。
そーゆーことか!


「む、むりっ!」


「何でもしてくれるんだろ?(笑)」


「そ、そーだけど…………
それは……は、恥ずかしいもんっ!」


「してくれないのか?」


うぅ……。
甘えモードきたァ……。


「………………め……目つぶってて?」


「ん。」


目をつぶる啓太。



私は自分の唇をそっと押し付けた。


離れて2人の視線が絡み合う。


「顔赤っ!」


「だ、だって……。」


「かーわい(笑)」


そーいって再び2人の唇が重なった。


激しいキスが繰り返される。



?!


突然舌が入り込む。


「んっ…………。」

やばい…………。
フワフワする。



そのままソファーに倒される。


「この前の続きしていい?」


耳元でささやかれる。


続きって……//////。


「…………。」


「誕生日プレゼントは菜月が欲しいなー。」


やばい。

「もぅ……啓太のものなんですけど…………。」

その言葉を聞くと私を抱き上げ
私の部屋に運んだ。


そして、
そうだな。
って笑って首筋にキスを落とす。