先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~


「でも手震えれるし。俺は菜月を大切にしてぇんだよ。それに……
俺のモノって証つけといたから変な男も寄って来ないしな!」


「あ、証?!」

け啓太が私の胸を指さす。
ふと見ると赤いキスマーク……。

とっさにTシャツで隠す。


「隠してもムダ。
俺がつけたんだし(笑)」

「うぅ…………。」


でもここなら誰にも見られないし……
セーフ……?


「あ、あとここ。」


そーいって指さしたのは
耳の近くの首筋。


「え?!ま、まさか……」


急いで鏡を見に行くと
首にも赤いキスマークが……。


「け、啓太ぁ!」


「何?(笑)」


「め、目立つよっ!ココっ!」


「当たり前だろ。目立つよーに付けたんだからな。」


「ば、ばかぁ!」


「だから、2人の時以外は髪あげんなよ?
じゃないと見えるぞ?(笑)」


「っっ!部活……! もぅ……帰るっ!」


私は恥ずかしくってベランダに出ようとする。


そんな私に
究極の笑顔で

「来週の金曜日な!
絶対空けとく。」

って言った。