兄妹愛の境界線




「澪…?」




一滴、私の目から涙がこぼれ落ちる

ツーッと頬を伝う感覚


お兄ちゃんが私を呼ぶ声


近くから聞こえる空港のアナウンス






「澪っ」





棗お兄ちゃんが名前を呼んで

私の顔をのぞきこむ



そして

黙って私の目をみつめて










「澪、笑って?」