兄妹愛の境界線




「悪ぃ~遅くなった!

売店めっちゃ混んでてさ~」




そう言いながら葵が

走ってこっちへ戻ってくる



もうすぐこっちに来る


その時






「澪っ」




ふいに棗お兄ちゃんが

私の耳元に顔を近づけて

そっと小声で












「なんかあったらメールしてこい

…葵じゃなくて、俺に」






と、囁いた