制限のない自由な世界へ



*病院の外*
病院を出て見ると泣きながら歩いている七海ちゃんの姿を見つけた!!

「七海ちゃん!!」

振りかえり亜理菜の顔を見るなり亜理菜の所に 走って来そうになったのを止める。


「七海ちゃん!!走っちゃダメ!!」

強く叫び七海ちゃんの元に亜理菜が、走って行き
七海ちゃんを抱きしめる。


「うゎーあぁん!!!」

「ハァハァ…、心配したんだょ!!病院戻ろう ね!!」

泣きながらも 頷く七海。
七海ちゃんを抱っこしながら、歩く。

*小児科病棟*

菜津菜が、入り口に立っていた。


怒られる事が、分かったのか 怯える七海。

「なっちゃん、あんまり怒らないであげて!!」


「七海ちゃん、何処に居たの?」


「病院の外に…。。。」


「七海ちゃん みんな心配したのよ 診察してから…病室でぉ薬飲んで、点滴しょうね~」


「グズッ」
一応、頷く。亜理菜から七海ちゃんを抱っこする看護師さん


「外からココまで、ずっと七海ちゃんを抱っこしてたの?」

菜津菜が 亜理菜に聞く。

「うん」