制限のない自由な世界へ




*退院して2日目*

点滴を受けに来た亜理菜。

診察に入る。


「まず熱計って」


はるちゃんの一言。
熱を計る亜理菜。

36,7℃

「熱は、なしと…
胸の音聞くよ
うん、雑音もなしと…
食欲ある?」


「ううん、あんまり無ぃ」



「点滴長くなるから…
いつもの個室の病室使う?」

はるちゃんの提案。


ぅんと頷く亜理菜。
いつもの個室の病室に着いた、ベッドに横になる亜理菜。亜理菜の細い腕に点滴の針を刺す。


「3時間位で、終わるから…苦しくなったりしたらナースコール押して」


「ぅん。」


はるちゃんは、病室を出ていった。


アタシは 少し眠った…。

*夜*

おじいちゃんと潤にぃが、海外から帰って来た。


「亜理菜~亜理菜~」