「な、なに?」 ぎこちなく愁のほうに振り返って、問いかける。 ていうか、さっきと全く別人なんですけど…! 絶対に俳優とか向いてると思う。 そんなどうでもいいことを考えていると、 愁は、くいっと口角を持ち上げて形のいい唇を開いた。 「まじで可愛い。めっちゃ抱きしめたいんだけど、いい?」 「な……っ!」 変態発言をされて、耳まで熱くなってしまった。 やっと、熱がとれたと思ったのに…!