――ピッピピ…ピッ



目覚まし時計の機械音で目覚めた――のではなく、



「寝れない…っ!」



昨日の愁の言葉が頭の中をぐるぐると支配して
全く眠れなかった…!




もうっ!と布団を自分の身体から引き剥がす。



そして、ハンガーにかかっている制服を手に取り、着替えようとパジャマのボタンに手をかけた。とき、



「キャーッ!もう、ほんとにかっこいい!
梨加、すごいわね〜!」



「さすがわたしの妹だわ〜!」