でも、すぐに目を細めて、



「おう」



じゃーな。と言って、また背を向けて歩き出した。








パタンと制服のままベットに突っ伏す。



愁の優しい笑顔と甘すぎる言葉が頭から離れない。




「もう…っ なんなのよ…。」



好きでもないのに。


ドキドキうるさい心臓を抑えるために、胸の前にぐっと握った拳を当てながら枕に顔を埋めた。