「………梨加、心臓めっちゃドキドキいってる」
やばい!と思った時にはもう遅く。
おぶってもらってることでピッタリとくっついているので、愁にドキドキが伝わってしまったみたいだ。
「う、うるさい…っ!ただのGAMEなのにそういうこと言ってくるから…! 勝ちたいのはわかるけど、そんな真剣に言わな……」
「梨加」
"言わないで"と言おうとしたわたしの声は、愁のわたしを呼ぶ声に遮られてしまった。
「俺がGAMEに勝つためにこんなこと言ってると思ってんの?」
少し、むっとした声の愁の問いかけに、違うの?とわたしから問かければ。
「まじかよ……。」
はぁ。と盛大に溜息をついた。



