「い、いや……だって、わたしをおんぶして歩くのすごい負担になってるでしょ?荷物も持ってもらっちゃってるし…。」 「あのさ、」 ごめんね。ともう一度謝ると、彼は顔を少しわたしのほうに向けてから口を開いた。 「お前が、謝ることねぇよ。しかも、俺がお前のこと心配でやってることだし。好きなやつが怪我してて、それを助けたいと思うのが当たり前だろ?」 その言葉を聞いて、ドキッと心臓が音をたてる。 まただ。このドキドキ。 さっきも保健室で愁に優しい言葉をかけられたときと同じ。