「し、失礼します……。」 そう言って、ゆっくりと愁の首に手を回して 体重をかける。 「………っと。お前、軽すぎ。ちゃんと食えよ?」 そして、立ち上がったかと思うと、そんなことを言ってきた。 「食べてるよ。わたし、大食いだから!」 「自信満々に言わなくていいから。それ」 プッと吹き出してゆっくりと歩きだす。 「道案内、よろしくな?」 わかんねぇから。と校門を出てから言われて、 慌てて 「右ですっ!」 指を指しながらそう答えた。