「佳菜子っ! ありがとう…っ足は、なんとか大丈夫だよ」
わたしを心配そうに見下ろす佳菜子に心配しないで。と笑顔を向ける。
「ならよかっ………」
「梨加ちゃん!! 足、大丈夫!?
階段から落ちたんでしょ!?」
佳菜子が何か言おうとした言葉を遮って、なぜかわたしのことを"梨加ちゃん"と呼ぶ戸田くんがものすごい勢いで詰め寄ってきた。
「戸田くん……近い…」
腕を前に出してこれ以上近づけないようにする。
そんな戸田くんを見て、佳菜子はうざい男ねぇ!と言って、戸田くんの首根っこを掴んでわたしから離してくれた。



