「あ、ありがとうございました…!」 ペコリとお礼をすると、伊沢先生は私の耳元に愁と似ている唇を寄せて。 "藍村さんは、愁にとって特別な女の子なのね" 「じゃあ、私は職員室に行くから、ごゆっくり〜」 ヒラヒラと手を振って保健室を出て行く伊沢先生をぽけーっとみる。 私の頭の中はさっきの伊沢先生の言葉で埋め尽くされている。 「……梨加?」 「わあっ!」