「ばーか、お前ウソつくの下手すぎ」 足痛いんだろ?とわたしの顔を見てクスッと笑う。 そんな愁を見て、かあっと顔が熱くなってしまった。 「ば、ばか! 降ろして…!わたしのことは放っといて…っ!」 ここはあまり人が通らないけど、もしも見られたら…と思うと恥ずかしくてたまらいからわたしは可愛くないことを言ってしまった。 そんなわたしの言葉を聞いてぐっ、と眉間にシワを寄せた愁。 「好きな女が怪我してて放っとく男がどこにいんだよ」 お前はほんとにバカか、と言った愁を見て 固まってしまった。