もう、佳菜子には話しちゃおうかな、と思って


「あのね……」


愁とのことを全て話し始めた。





「へぇ、あのパーフェクト王子が猫かぶりだったとわね」


すっごい演技うまいわね。と女子に囲まれてる愁を見ておもしろそうに言葉をこぼした。


「佳菜子、わたしが絶対猫かぶりだ、って断言してたの信じてなかったの?」


「うーん、だって梨加の予想あたらないんだもの」


そうでしょ?と毒舌をかましてくる佳菜子。


ひ、ひどくない…?