「藍村さん、好きです…っ!」



「はい?」



「ずっと前から好きでした!」



教室を出ようとしたところを引き止められて
名前も知らない真っ赤な顔の男の子に突然
告白されたわたし。



とってもありがたいことなんですが、


場所を選んでいただきたい。



ここは、みんなが通る廊下。


そんなところでこんなに大声で告白されたら
注目をあびるに決まってる。


現に今も、ものすごく視線を感じる。