【完】LOVE♡GAME





――バシッ



「ってぇ……!」


「な、名前で呼ぶなんて無理…!」



わたしは、伊沢愁のお腹を思いっきり殴って
駈け出した。



この心臓のドキドキは、きっとあいつの容姿が
無駄に整ってるからであって。



そうだそうだ、と自分に言い聞かせながら走っていると、



「おい、待て 梨加!」


後ろから伊沢愁の声が聞こえてきて走りながら振り向く。



「追いかけてくんな! へんたい!」


「へんたいってお前、」


伊沢愁が思いっきりわたしを追いかけてきている。