「ねえ、佳菜子ちゃん」




「馴れ馴れしく名前呼ばないで」




「ええ!いいじゃん!名前くらい!」



減るもんじゃないんだし!とわたしの後ろを
追いかけてくるチャラ男。





「ねーえー!佳菜子ちゃん!」


「…………。」


「かーなーこーちゃーんっ!」


「だあ!もう!うるさい!」


「あ!やっとこっち向いた」