『お前が好きだ』




『俺が絶対に守る』





愁の言葉がぐるぐると頭の中で流れていて。




涙を流しながら、自分の首もとを触る。





「……あれ?」



そこで、ふと。


愁にもらったネックレスがついていないのに気づいた。




首の後ろを触ってみても、ない。




学校につけていったよね?


自問自答しながら、勉強机の上を探してみても、ネックレスは見当たらない。