【完】LOVE♡GAME






どうするもこうするもない。




「目、閉じろ」




――梨加を守るためだったら、俺はなんだってする。





「愁くん……」



ぎゅっと抱きしめると、伊藤は俺の背中に腕をまわしてきた。





さっき、濡れた梨加を抱きしめた時にまわしてくれた腕と違う感触が。



梨加とは違う、きつい香水のにおいが。





俺の気分を悪くさせる。





そんなことを知らない伊藤は、俺の胸に顔を押し付けて、「キスして。」とささやく。




俺は、ゆっくりと身体を離した。