【完】LOVE♡GAME







その瞬間、つくりものの笑顔を顔から消す。




上目遣いで俺を見ていた伊藤は、そんな俺に違和感を覚えたらしく、「愁くん?」と首をかしげた。





「名前で呼んでんじゃねぇよ」



「え………」



そんな伊藤を冷たい目で見下ろし、
のどの奥から、低い声でそう言った。




それと同時に伊藤の身体がびくっと震える。




掴まれていない方の手で、伊藤の手を自分の腕から乱暴に離した俺は、




「てめぇ、梨加になんてことしてくれたんだよ」



荒々しく、怒鳴った。