「じゃあ、教室に行ってみます」
わたしがそう言うと、伊沢先生は、うんうん。と笑いながら頷いていた。
「あ、でもちょっと待って。今、制服洗って乾燥機かけてるところだから、それ終わったらね」
思い出したように言葉を発した伊沢先生に自分の格好を見下ろす。
指定の紺色のジャージを着ている。
「ありがとうございます。あの、これ……」
お礼を言ってから、自分の着ているジャージを指さして、首をかしげる。
すると、伊沢先生はあぁ。と声を漏らした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…