【完】LOVE♡GAME






走りながら、制服のブレザーのポケットに入っている携帯を取り出す。


そして、梨加の名前をタッチして耳に押し当てた。





――プルルルル



機械音が聞こえるだけで、一向に出る気配がない。




梨加、どこにいんだよ……。



梨加に何かあったら。と考えると、不安で、
心配でおかしくなる。




乱暴に電話を切って、ブレザーのポケットに押し込んだ。




体育館に続く廊下を曲がろうとしたとき。



「きゃっ!王子!?」



同じクラスの女子3人にぶつかりそうになって、足を止めた。