「俺さ、お前気に入ったんだよね」
「はあ?」
突然そんなことを言い出した彼を怪訝そうに
見上げる。
「だからさ、俺とGAMEしねぇ?」
「GAME…?」
そ。と頷く彼に何言ってんだ、という目を向ける。
「俺がお前に好きって言わしたら俺の勝ち、
お前が俺のこと好きになったらお前の負け。」
「あのねぇ、そんなのやるわけないでしょ!?」
いいかげんどいて。と身をよじる。
そんなわたしを見て彼は眉間にぐっ、としわを寄せてへぇと意味ありげにうなずいた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…