すると、2人はわたしの腕をいきなり掴んで。
「森川さんが…!」
え?佳菜子?
切羽詰まった2人の声に、わたしは冷静さを失って、
「佳菜子がどうしたの!?」
2人に大きな声で尋ねた。
「来て…!案内するから!」
わたしの腕を引っ張って走りだす2人。
何があったのかはわからないけど、とりあえず、佳菜子に何かあったら。と考えるといてもたってもいられず、わたしは2人に引っ張られながら全力で廊下を走った。
「あの体育倉庫…!」
見えてきた体育倉庫を指さす2人。
それと同時に腕が離されて、わたしは2人を見た。
「あの体育倉庫の中に森川さんいるから、行ってあげて」



