頭に沢山のクエスチョンマークを浮かべる。




「愁…?」



名前を呼んだのと同時に首に冷たい感触が広がった。




そして、ゆっくりと優しくわたしの髪の毛を
持ち上げる。




「梨加、」



くるっとまた愁の方向へと向かされたわたし。




「やっぱ、似合ってる」



微笑んだ愁を見たあと、自分の首元へと視線を移すと、




「え……っ」



可愛いハートのネックレスが首元で輝いていた。