「わたしも下行く」
そう言って梨奈姉もわたしと一緒にリビングへと向かう。
「あら〜、梨加可愛い!梨奈がやってくれたの?」
「そうよ〜!なかなかでしょ?」
リビングへと続くドアを開けると、お母さんがわたしを見て、驚いた声をあげた。
あ、チャーハンだ。
テーブルに並べられている丸く綺麗に形作られているチャーハンを見て、ぐぅとお腹がなる。
「ほら、梨加早く食べないと間に合わないんじゃない?」
梨奈姉がわたしにそう言いながら席についた。
「そうだね!」
軽く時計を見上げながら席につく。
そして、いただきます。と手を合わせてから食べ始めた。