「で、鮎川と一緒に学級委員やってたらさ、鮎川がいかに俺の顔に興味ないかわかってさ。そういうところも面白かったんだ。でも…」
朝倉くんが前に立つあたしの手を掴んだ。
「そのままじゃいつまで経っても俺は恋愛対象外だから、いい加減、俺のこともみてほしい」
「あたし…」
胸がドキドキする。
「好きとかそういうのはまだよくわからないけど、朝倉くんのこと嫌いじゃないよ」
むしろ、あたしのこと庇ってくれたし、彼のことをいい男と言うんじゃないだろうか。
そんな人に好かれてるなんて、あたしってもしかして幸せ者じゃない?
「今はこのままお付き合い続けてみたいって思ってる。よろしくね」
あたしも朝倉くんの手を握り返した。



