絶対独占欲王子。












「残念だったね、リッコ」





「……うん、ざ、んねん、ホント。ハハハ」







更科くんはバカにしたように笑う。





「HRで寝たりするからだろ。
そんなバカ、おまえだけだし」




「う……。
バカって、そこまで……」






とかいいつつ私のなかでは過去最高に盛り上がっていた。





神様!!




神様ありがとう!!!!





こうして今私たちが放課後の廊下を並んで歩いているのも、すべては私たちが体育祭実行委員になったおかげ。





更科くんは学級委員だから当然だけど


私は授業中の睡眠の罰として委員をやらされた。








……先生も、ほんとに、ありがとう……!!!!!






廊下の窓からオレンジの夕陽が射して


更科くんの黒髪がきらきらしてる。




こうしてみるとなんだかこの人は
一枚の絵画とか 写真とか

そういう神々しいものに見えてくる。




感動に近いものを覚えながら、目の前の光景を目の奥に焼き付ける。