「え、何この悲鳴」

「朝倉ね。きっとってうか絶対。あいつなんでか知らないけどモテるから。」


「そっか。まあでも興味無いやー」

そう言いながらもちらっと朝倉を見ると、朝倉もこちらを見ていた。

ついでにいうとこちらに歩み寄ってきた。

「な、何……?」

「一緒に帰らない?ほら、転校してきたばかりだし、仲良くなりたいし。」

「えっと……別にいいけど…」

「「「えーいいなぁー」」」

女子の視線を浴びながら、私は朝倉と帰ることになった。