カッパァ華

「カッパァ……お前……なんで……
お前、手が……なんでそこまでして……」



「グァァ……グァ…………」



河童は消え入りそうな声を出し、水中に身を沈ませて行った。


政吉は、雨の中ずっとずっと池を見つめたまま泣いていた。


体を雨で濡らし家に戻った時には、日も沈み台所からは、食事の良い匂いがしていた。


「ただいま……」



消え入りそうな声を出す政吉の目からはまだ涙が流れていた。