カッパァ華

河童はゆっくり腰を下ろし、秀樹の顔を覗き込むようにジロジロと見ていた。



「えへへ。お前また来た!」



秀樹は嬉しそうに、河童を見ていた。



「なぁ、お前カッパァ様って言われてるんやろ? 山の神様なんだろ?

なぁなぁ……お願いがあんねん!
宿題やってくれよ……
俺、まったくやってなくてさ、ヤバイねんなぁ。
自由研究とかさ……
自由な研究だから、妄想とかでいいかなぁ?
いいわけないよなぁ……

はぁー……先生にまた怒られるわぁ。

まぁ武志のおばちゃんよりかは優しいけどなぁ。
あいつのおばちゃんなぁ……」



一人でずっと話す秀樹を、不思議そうな顔で見ている河童の姿がそこにはあった。