「そういや駄菓子屋のばあさん、しばらく店休むって言うてたぞ」
「なんでや! あそこ行くのは子供には必要だろ?」
「必要かどうかは別にして、ばあさんもかなりのお歳やからな。
体調壊さはったんやろ」
「そうなんか……早く良くなってまた店開いてほしいわ……
俺、あそこのくじ引きで、一等のオモチャ当てたいねん……
何回やっても五等しか当たらん」
駄菓子屋の一等の当たりには、秀樹が飛んで喜ぶ、タコのような宇宙人の人形だったのだ。
「俺、あれがめちゃほしい!
なぁ、おとん! ばあさんに一等を何本も入れるように頼んでくれよ!
おとんは、ばあさんと仲いいんだから大丈夫だろ? 頼むわぁ!」
「ん。一等が何本もあれば、賞品が足らないだろ……」
もっともな意見に、秀樹は黙って目を細めてテレビを観出した。
「なんでや! あそこ行くのは子供には必要だろ?」
「必要かどうかは別にして、ばあさんもかなりのお歳やからな。
体調壊さはったんやろ」
「そうなんか……早く良くなってまた店開いてほしいわ……
俺、あそこのくじ引きで、一等のオモチャ当てたいねん……
何回やっても五等しか当たらん」
駄菓子屋の一等の当たりには、秀樹が飛んで喜ぶ、タコのような宇宙人の人形だったのだ。
「俺、あれがめちゃほしい!
なぁ、おとん! ばあさんに一等を何本も入れるように頼んでくれよ!
おとんは、ばあさんと仲いいんだから大丈夫だろ? 頼むわぁ!」
「ん。一等が何本もあれば、賞品が足らないだろ……」
もっともな意見に、秀樹は黙って目を細めてテレビを観出した。

