「座敷わらしもな、おるか、おらんかは聞いただけでは、わからんねや。
座敷わらしに限らんだろ?
ネッシーも、ツチノコも一緒や。
自分自身で確認して初めて、人に伝えたらいいんやないかな」
「そうやな……
好きな子が、俺の事が嫌いとか聞いたらショックや……
俺は直接、本人に聞くわ!」
「あぁ……で、誰が好きなんや?」
「だから、いないってば!!
お酒呑みは、これやからいややねん!
しつこいわぁー!
じゃあ、俺寝るわ!
明日も遊ぶのに忙しいねん!」
「ゆっくり寝とけ。また明日な、秀樹」
「おやすみー! おとん」
二人は母親がいない家庭を少しでも楽しくしようと、夜はよく話し合っていたのだ。
座敷わらしに限らんだろ?
ネッシーも、ツチノコも一緒や。
自分自身で確認して初めて、人に伝えたらいいんやないかな」
「そうやな……
好きな子が、俺の事が嫌いとか聞いたらショックや……
俺は直接、本人に聞くわ!」
「あぁ……で、誰が好きなんや?」
「だから、いないってば!!
お酒呑みは、これやからいややねん!
しつこいわぁー!
じゃあ、俺寝るわ!
明日も遊ぶのに忙しいねん!」
「ゆっくり寝とけ。また明日な、秀樹」
「おやすみー! おとん」
二人は母親がいない家庭を少しでも楽しくしようと、夜はよく話し合っていたのだ。

