懐かしいな……



秀樹は昔の写真を眺めて呟いていた。



あのときのアイツ元気だよな……



会いたいな。また……



生きてるよな……



でも、もう俺には見えないんかな……








[時は昭和の優しい香りがする時代]


夏休みになり、秀樹は小学校最後の夏休
みの自由研究を何にするか考えていた。



山井 秀樹【ヒデキ:12歳:小学6年生】



この物語は秀樹が、小学校最後の夏に村で体験した、古き良き時代の不思議なお話。