【美桜】

『はぁはぁ…あーもーなに怒ってんだろう私ー』

無我夢中で走った私はいつの間にか屋上に

ここは落ち着くんだよね…

『ふぁー、いい気持ちー♡』

「ん…」

あ、やば、誰かいたの…起こしちゃった…?

『お、起こしてごめんなさい…』

「誰だ…あんt…」

『え?』

「『あっ!』」

「けさの…」

私が起こした相手は…あの、大崎君でした

『け、今朝はごめんなさい!!』

「あー、きにすんな~」

大崎君はヒラヒラと手をふる。

あ、なんか…太陽にあたって格好いい…

ってなに考えてんだ!あたしぃ

『あ、ぁぁあと!』

「は?」

うおー緊張してろくに話せない…

「あはは…緊張してんの?俺、大崎広斗しってるだろーけど
ま、よろしくー…っとあんたは…」

『は、花咲美桜…よろしくお願いします』

「おう。よろしく 花咲。」

『うん!』

なんか普通の人だなって思った

そしたらなんかさ簡単に…

『あ、あとね!絆創膏ありがとう!』

自然な笑顔で笑ってお礼をいった。

「…おう」

ん?あら、大崎君そっぽ向いちゃった…照れてるのかしら笑笑

案外普通の人なんだね

なんかもっともーっとこの人と話してみたい…知りたい…

『あの、大崎君…いつもここにいるの?』

「ん?あぁ、まぁな…」

『じゃ!たまに来てもいい?』

「は?まぁ、いい…けど?」

『やった!ありがとう!!じゃぁ私は行くねバイバイ』


また会えたね、なんか1日で君の事を知りたくなりました。

明日もまた“きみ”にあえるかな…?