ーピピピッピピピッー


私の部屋に7:00のアラームが鳴り響く。


それと同時に1階から・・・

「恵美ー!!早く起きなさいよー」
             お母さんの怒鳴り声も鳴り響く。

これが、姫君恵美の毎日の日常・・・。

「もう起きてるってばー!!」

そして私はベッドから起き上がり、学校の支度をして1階へと降りる。


リビングのドアを開けると、お母さんが作る朝ごはんのいい匂いが私を刺激する。


そしてお母さんと他愛のない話をしながら、朝ご飯を一緒に食べる。


そして・・・
「いってきまーす」
「いってらっしゃーい」

これが毎日の日課だった。


こんな幸せな日々が続いていれば私は、今どんな生活をしていたのだろう。


やはり、この世界には神様がいないそうだ。

なぜなら、私の幸せをたった一瞬の出来事で奪い去っていったのだから。


私の幸せがあんなにも一瞬で終わるとはおもってもいなかった。




私はおもった。


神様はいない。いないんだ。もう信じるのは、やめたんだ。