__________________



「じゃあ、新学期恒例の席替えをするぞー」

「「「「「やったー」」」」

ちょっと・・・さびしいな・・・。

仲良くなれると思ったんだけどな・・・。

「お前どこの席だった?」

『今の席とまったくいっしょ・・・。』

「そっか。俺、廊下側の一番手前だから、結構遠いな。」

『うん・・・。』


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それからというもの、約二ヶ月間、直樹とははなすこともなく、夏休みに入った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


*夏休みあけ*

「えー、高森さんは、夏休み中に、家の事情で転校しました。あいさつができず、とても残念ですが、高森さんには、転校先の学校でもがんばってほし________」


嘘。てゆーかなんで?

おかしいでしょ。私の胸が・・・苦しいょ・・・。


【具合悪いなら、保健室行って来れば?】

なによ・・・。かっこいいこといっちゃってさ。。。

『先生。保健室行ってきます』

「あぁ。どうしたのか?具合が悪いのか?」

『あ、はぃ。少し。』

「そうか。お大事にな」


具合なんて悪くない。

でも、心が。胸が苦しい。