「ハル?」 と、後ろから女の人の声が聞こえた。 振り返ると、そこには多分ハルくんのお母さんと思われる今朝私の斜め前に座ってた女性がいた。 「珍しいわね、ハルが外に出てるなんて」 女性は嬉しそうにこっちに近づいてきた。 「瑞希ちゃん、よね?」 「あ、はい。えっと……」 「私は沙月。ハルの母親です」 「さ、沙月さん。こんにちは」 私は立ち上がって、沙月さんに軽くぺこりと頭を下げた。