私はじーっと目を凝らして草を見た。 「あ。てんとう虫」 草の茎の部分に、赤いてんとう虫がしがみついていた。 ……ハルくん、虫ダメなのかな。 私はまたハルくんをみると、ハルくんは私のシャツをぎゅっと握った。 ……かっ、かわいい。 無表情なのにかわいい。 なんだこれ。 「ちょ、ちょっと待っててね、てんとう虫、どっかやるから」