食堂の真ん中にある、長い食卓の一番端っこで、私はぺこりと頭を下げて椅子に座った。



食卓には、私の横に光くん、その向こうに絹さんがいて。



私の向かい側に、五、六歳の男の子、その横に母親らしい女性、そしてその横に菅原さんが座っていた。




「よろしくね。こんな若い女の子がみどり荘に来るなんて、久しぶりで嬉しいわ」



と、私の斜め前に座っている女性が話しかけてくれた。



ふんわりとした感じの女性で、多分三十代前半くらいだろう。



優しそう。




その横で、男の子はもくもくと絹さんの作った卵焼きを食べている。




私はとりあえず、あははと笑って、朝食を食べ出した。