みどり荘の住人



だって、床に畳。

小さな机。

押し入れに、布団。



これぞまさに、普通。




「あはは、ごめんね、こんなにボロで」



絹さんはまた申し訳なさそうに笑った。




「全然!私、こういうのに憧れてたんです!」



私は思わずそう口走ってしまった。



……やば。


なんか、私の事情、ばれそうな発言。




「あはは、珍しい子ね」



絹さんは、何も気づかなかったようで、いつものように笑った。



……よ、よかった。


ちょっと私、敏感になりすぎかな?