そして私と光くんは、菅原さんを加えて、3人でアパートに戻った。
……菅原さん、結局私の素性聞かなかったな。
助かったけど、やっぱり菅原さんって、適当なんだろうな。
「瑞希ちゃん、今度こそ二人でどっか行こうねー」
菅原さんは、部屋に入る前に、私にそう言って手を振った。
菅原さんの部屋は、光くんの部屋からはちょっと離れている所だった。
私は苦笑して、手を振り返した。
「おかえり。瑞希ちゃん」
と、絹さんが話しかけてくれた。
「あ、ただいまです!お金、ありがとうございました。必ず返します」
私はぺこりと頭を下げた。
「そんなに、気にしないで。これから一緒に暮らすんだから」
……絹さん。
絹さんの笑顔って、本当に、優しい。
