みどり荘の住人




「!?」


いきなり声をかけられて、横を見ると、私の隣に二十代後半くらいのスーツを着た知らない男の人が座っていた。


私は思わずお嬢さん、という言葉にビクッと反応してしまった。



……お嬢さん、なんて言うから、あの家の人かと思った。




「な、何ですか?」



私は少し不審に思いながら、聞き返した。




「一緒に遊ばない?」




「は?」




男の人は、そう言って手を差し出してきた。




こ、これが世に言うナンパ、というやつですか。