「……大丈夫だよ、俺、その間ぶらぶらしてるから」
光くんは、そう言ってフッと笑った。
……光くんて、たまにこういうとこあるよね。
お茶を飲み終わり、お店を出て、私は下着屋さん、光くんは本屋さんに別れた。
「じゃ、終わったらそのお店の前のベンチにでも座ってて。迎えくるから」
そして光くんは本屋さんへと向かった。
……ふう。
私はさっさと終わらせて待っとこうと思って、適当に選んだ。
……それにしても、光くんも絹さんも優しい。
会ったばっかりの私を受け入れて、こんなにお世話してくれるなんて。
尋常じゃなく優しい。
でも、そんな二人に自分の素性を隠しているのは、すごい申し訳ない。
春休みがおわって、出て行く直前になったら話そうかな。
