みどり荘の住人




よ、よかったあ!


これで、春休みの間だけだけど、確実に寝床ができる。



お父さんからも、逃げることができる。




フランスにも、しばらく行かないでよくなる!




私は隣にいる光くんを見上げて笑った。




「光くん、ありがとう」



光くんが何故か交渉してくれたおかげで、ここに泊めてもらうことになった。



感謝感謝。





「……ん」



光くんは、そう言ってしばらく私を見つめた後、笑った。




「しばらく、よろしく」







その時初めて、光くんってけっこうイケメンだ、と気づいた。