みどり荘の住人



「……佑が、ね」


光くんはそう言うと、佑くんをじっと見た。


光くんも佑くんも背が高くて、私は見上げないと二人の顔が見えない。


けど、何故か二人とも明らかに雰囲気悪い……。


……もともと仲悪いのかな。




「……早く飯食おうぜ。せっかく俺が作ったんだから」



と、佑くんがパッと光くんから目をそらして言った。



……私が作ったことにはならないか、さすがに。







「……ご飯、できた?」


と、その時ハルくんが台所の入り口に立っていて、いつもの年齢に合わない冷めた口調で言った。



「あ、ハルくん」


私がハルくんの方を見ると、ハルくんはトコトコとこっちに向かってきた。



……相変わらず、無愛想だけどかわいいのはなんでだろ。



「今日、カレー?」


ハルくんがクンクンと匂いを嗅いで聞いた。


「うん。ハルくん、お腹空いた?」



「……空いた」



ハルくんはボソッとそう呟いて私を見上げた。



そしてそのあと、私の周りで無言でたたずむ光くんと佑くんを見比べた。


……やっぱり、二人の雰囲気、悪い。


ハルくんも感じ取ったかな。